遠野 志貴 Shiki-Tohno

 

 

 

月姫、歌月十夜、MELTY BLOODの主人公。但し立ち絵は月姫+DISCでしか見れない。
身長169cm、体重57kg、血液型AB型、10月15日生まれの17歳。視力は両方共2.0。
一般人だが、神域まで到達している強力な眼「
直死の魔眼」を保有している。
戦闘時はナイフを使い、魔眼を抑える為の眼鏡も外す。
眼鏡を外して魔眼を開放した志貴の眼は蒼く光る。

 

 

 

 




本来は両儀、浅神、巫浄などと同じ、魔・鬼・天狗などと呼ばれる所謂「人でありながら人でない者」を排除する
退魔の一族「七夜家」の最後の当主「七夜黄理」の息子の「七夜志貴」という人間だった。
が、退魔の一族の力を恐れた遠野家前当主の遠野槙久が軋間紅摩を連れて七夜家を襲撃。
歴代最強の実力を持つ黄理だったが、暴虐武人な強さを誇る紅摩の前に善戦空しく敗れ去り七夜家は全滅。
しかし幼かった志貴は屋敷に残っており、コトが終わった後に外に出た際紅摩に発見されるが、
自分に初めて「死の恐怖」を覚えさせた黄理の息子を紅摩は見逃した。

生き残った志貴を遠野槙久は「自分の息子(遠野四季)と名前が同じだから」という理由で養子に取る。
事件のショックか槙久に暗示をかけられていたのか、既にその時七夜志貴としての記憶は無かった。

しかし8年前の夏の日、遠野の屋敷の広場で遠野寄りの血
(遠野は極めて古い「魔」との混血の一族。遠野の血が濃い人間は、決まって理性を失ってゆき
最終的に抑えがたい反転衝動に襲われ、それに負けた時理性の無い「鬼」、紅赤朱と化す)
に覚醒した「遠野四季」によって殺害される。しかし遠野秋葉に命を「共融」され、瀕死の重傷から一命を取り留める。
その際、元から持っていた七夜の「浄眼」が発展し、「直死の魔眼」(*1)に目覚める

事件の後、病院に入れられた志貴は魔眼の力によって否応無しに「世界の脆さ」を見せ付けられ、
説明しても誰にも理解して貰えずに精神的に追い詰められ、一人病院の外の草原まで逃げ出す。
その際たまたま日本に帰国していた現存する4人の魔法使いの一人「蒼崎青子」に魔眼の力を抑える
「魔眼殺しの眼鏡」を譲り受け
、その後は精神的にも安定した生活を送れるようになる。
が、事件の後遺症(秋葉と一つの命を「共融」している為)によって慢性的な貧血に悩まされる事になる。

反転した四季を処断(実はここで殺害しておらず、地下牢に幽閉していた)した槙久は、
長男が居なくなった事を隠蔽する為に、志貴を四季の代わりに「遠野志貴」として生活する事にさせ、
本当に死亡したのは養子に取っていた「ナナヤシキ」の方にすることにした。
しかし本来長男の四季が継ぐ予定だった当主の座を、本来の息子でなく、しかも退魔の一族の末裔である志貴に
継がせるにわけにもいかず、結果として志貴は最も力の弱い分家の有間家に預けられた。


(*1)『直死の魔眼』

この世界に存在するあらゆるモノは、誕生した時から「死」、つまり寿命・存在限界を内包している。
それを具体的に視る事が出来る一種の超能力、これが「直死の魔眼」の能力である。
魔眼を使用して世界を視ると、モノの死に易い場所である「線」と、また「死そのもの」である「点」が視える
「線」を切断すると、その箇所が死に停止する事により再生不可能なまでに切断され、
「点」を突くとその個体そのものが死に、停止する事によって「完全な殺害」を成す。

ただし、いくつかの条件や制限が存在し、
@「死」を視る為には、その個体とチャンネルを合わせる、つまり個体を理解しなければならない
その為、生物に対しては見えやすいが、無機物に対しては線が見える程度で極度の集中状態でないと「点」を視る事は出来ない。
Aまた、本来理解しえない個体の死を視ようとすると脳に負荷がかかり、最悪の場合廃人と化す
その為志貴は使用中常に頭痛に襲われている。また無機物の点を見ようとすると更にそれは悪化する。
B線、ないし点を切断する場合は自分の体、ないし自分と繋がったモノ、腕やナイフなどで切断しなければならない。

真祖の王族であるアルクェイドを持ってしても「化け物」と言わしめるこの能力、現時点では「空の境界」の主人公
両儀式と志貴の二人のみ保有者が明らかになっている。両儀式は志貴のように発動中
(特に魔眼殺しをつけてはいないので常時発動中だが)に頭痛に襲われる事はない。
が、「空の境界」描写では「点」を視ている様子は無く(また視える事を知っている様子もない)、
人間そのものの性能としては両儀式に劣るが、志貴の魔眼の力は「根源」に繋がる両儀式をも上回るものなのかもしれない。


小学校時代、死を体験している上に、魔眼によって常時死を視る事が出来る志貴から周りの人間は「死の気配」を濃く
感じ取ってしまっていた。が、親友の乾有彦との出会いもあり、現在ではあまりそうゆう側面は見せなくなったようだ。
誰にでも優しく接しているが、特定の誰かと深入りして付き合う事は殆ど無い。
が、一度頭一つ抜きん出る人が居れば、わき目も振らずにその人を一番にする。
鏡のような性格なので、無意識に惚れた相手の理想を体現してしまうスタ○ド能力を有している(作者談)。

志貴は退魔の一族の七夜の血を受け継いでいる為、人外の者に比類なき殺害衝動を覚える
一度出てしまった殺害衝動を抑えることは出来ず、発現してしまった場合は理由も無くその者を排除しにかかる。
暗殺術自体は意図して行使する事は出来ないが、本能に染み付いたナイフ捌きは通常状態でも病的な程上手い
また、一度殺された事から死の気配を敏感に嗅ぎ取る。生命の危機に陥いると記憶に残っている
七夜の暗殺術を無意識で使い出す為、普段とは比べ物にならない動きを見せる。
また、人外の者に本能ではなく理性から殺害衝動を覚えた時、「遠野志貴」から「七夜志貴」に切り替わる。
殺害する事以外の思考は止まり、冷徹かつ冷静に対象を排除しにかかる「殺人貴」と化す。

和風贔屓で紅茶より緑茶な人。部屋はベットと机くらいしか置いてない為、綾○の部屋並に殺風景。
秋葉にアルバイトを禁止されているため、昼御飯代金の500円を秋葉に貰っている以外金を入手出来ない。
その為財布の中身は500円しか入っていなく、誰かに奢るとしたら立ち食いそばクラスの食事になってしまう。
経済観念はしっかりしており、ズボラな人と居ても、ほっとくけば勝手にヤリクリしている。
反面、生活力は不安が残る。どんな職についてもトラブルを引き寄せるのは明白で、唯一安心なのは殺し屋家業という物騒さ。
性行為は大体2、3ラウンドまで軽くいく。その為(型月世界ではなく)あだ名が「絶倫超人」になってしまっている。
作者曰く、Fateの主人公の衛宮士郎とは致命的に相性が悪い。

 

・味方
アルクェイド・ブリュンスタッド、シエル、遠野秋葉、翡翠、琥珀(?)、シオン・エルトナム・アトラシア、レン
有間都古、乾有彦、瀬尾晶、時南朱鷺恵、蒼崎青子、弓塚さつき

・どちらかと言えば味方
吸血鬼ver弓塚さつき、(アルクェイドの深層意識の中の)朱い月、久我峰斗波、吸血鬼verシオン、、遠野四季(反転前)

・どちらかと言えば敵
吸血鬼全般、人外のモノ、七夜志貴、軋間紅摩、ワラキアの夜、反転秋葉

・敵
タタリver七夜志貴、ミハエル・ロア・バルダムヨォン、遠野四季(反転後)、ネロ・カオス、暴走アルクェイド
(ここから予想)両儀式、衛宮士郎

 

七夜志貴

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