シエル Ciel

  

 

  月姫のヒロインの一人。現在は汚れ役を一身に買っている。
  推定24歳。5月3日生まれ。身長165cm、体重52kgのO型。
  スリーサイズはBWHで85-56-88。別名お尻エル。
  普段は眼鏡(伊達)を装着している。

  ロアに体を乗っ取られて、ロアが完全に消滅するまでの間
  不老不死であったので、年齢と外見は8年程差がある。
  現在暗示を使って遠野志貴と同じ学校の3年B組に潜伏中。
  また、(暗示で)勝手に茶道部を作ってたりもする。

 

 

 



教会の、異端(吸血鬼、その他人間以外の霊長類。教会が存在を認めていないもの)を実力で排除する集団
「埋葬機関」の第七位。生身で吸血鬼と渡り合う半端じゃなく強い人。

肉体のポテンシャルが魔術的に極めて優秀であった為、17代目「ミハイル・ロア・バルダムヨォン」の転生先に選ばれる
ちなみに、本名は「エレイシア」。フランスの片田舎でパン屋の娘として普通に生活していた。
体の中にロアを感じた時はすでに時遅く、両親を八つ裂きにした後理性を無くし街一帯を死徒と化す。
その後ロアを狩りに来た前回起動したアルクェイド・ブリュンスタッドに殺される。

しかしロアが体から消え去った後、その優れた肉体は彼女を吸血種から普通の人間へ戻す。
教会は異例のサンプルとして彼女を引き取り、研究と保存に使おうとする。
が、彼女は既に「ロア」として存在しており、「ロアが未だ存在しているにも関わらず、ロアが死亡する」という
矛盾を世界が修正してしまう為、3年後に蘇生してしまう。

教会は驚愕と混乱に乱れ、彼女を一ヶ月の間蘇生した瞬間殺すという行為を繰り返すが、それでも彼女は蘇生する。
その後、その「不老不死」の能力と肉体のポテンシャルの高さをナルバレック(埋葬機関のトップ)に買われ同組織に入る。

彼女は「人として人らしく死にたい」という願いを叶えるべく、埋葬機関に席を置きロアを追い続ける。
そして「月姫」本編にて次のロアの転生先を知った彼女は、ロアを消滅させるべく月姫の舞台である三咲町へ向かう。

 

元々魔術的なポテンシャルが極めて高く、また超優秀な魔術師であったロアの知識を受け継いでいるため
魔術師で無いながら普通の魔術師では比較にならない技術と知識と、実力を兼ね揃えている。
普通の魔術師100人分の魔力キャパシティを秘めている。が、本人はロアを嫌っている為魔術を実戦で使用する事は少ない。
8年間埋葬機関で鍛え上げてきた(元々才能もあった)体術もかなりのレベルである。

埋葬機関では「弓」と称され、飛び道具を愛用する。またその種類もバイルバンカーから投剣まで様々。
特に教会の代行者の象徴とも言える投擲専用の剣「黒鍵」を好んで使用する
シエルはこの黒鍵を法衣の中に100本以上隠し持っている。上位の代行者達は、刀身を魔力で編む為
持ち歩くときは柄の部分だけになる。それでも相当重いとは思うのだが。

本来、黒鍵はあくまでも代表的なだけで強力な武器なわけではないのだが、
シエルはこれに触れると炎上する「火葬式典」と、埋葬機関秘伝の投擲法で、当たった敵を跳ね飛ばす「鉄甲作用」を
プラスして纏めて大量に投げつける
。元々吸血鬼等に対する攻撃力が高い黒鍵だが、シエルの場合それ以上に
純粋な物理的破壊力も高い。志貴に殺された後遺症が残っているとはいえ、吸血鬼最強クラスのアルクェイドさえ吹っ飛ばす威力。
また、他にも当たった箇所を石化させる土葬式典や、乾燥させる風葬式典、果てはバッサバッサと
カラスが大量に寄ってくる鳥葬式典なんてのものも使えるらしい。

また、転生批判の外典・対吸血鬼の最強クラスの概念武装「第七聖典」を持ち出す事も可能
むしろ彼女の物になりつつある。元々はこれ、「魂を食べる」と言われていた一角獣の角を聖典として改造したもので、
表面には「転生、カッコワルイ」という感じの文句がびっっしりと書かれたもの。が、
角なんて飾りですよ、お偉いさんにはそれが分からないんです!」と主張するシエルによって
何度も改造された挙句、現在は面影すら残っていないバイルバンカーへと姿を変えてしまった。
第七聖典に憑いている一角獣と霊的ポテンシャルの優れた子供を生贄にして作られた精霊
「セブン」(別名ななこ)も、シエルの暴君ぶりにはたはた困っている。しかし何だかんだ言って懐いてはいる模様。
また、型月世界でも「生命あるもの」に対する究極兵器と噂される「ブラックバレル」を過去に一度持ち出した経験もある。
(ちなみにこれの効果は「相手に無理矢理「天寿」、簡単に言えば寿命を叩きつけて死滅させるという反則極まりないもの)
Fateと絡む話になるが、一対一で防衛線という条件付きなら過去の「英雄」であるサーヴァントと
互角に渡り合える超人。「月姫」本編の登場人物の中でもトップ3に入る程の実力者。
ロアが消滅した事により不死の能力は失ったシエルだが、それでもまだ十分過ぎる程強い。
不死の状態のシエルならサーヴァントと互角に戦えただろう(というより「効果のある攻撃が出来る」なら確実に勝てる)。

 

志貴を18代目ロアと決め付けて学校に紛れ込み、志貴を監視するが、その過程で志貴に惚れてしまう。
惚れっぽいというわけではなく、自分と同じように一度死を体験しているにも関わらず飄々と生きている志貴を
「凄いなぁ」と思い始めたことがきっかけ。
御節介が大好きで、相談事には幾らでも乗ってくれる。本当の生徒ではないので授業を受ける必要はないのだが、
失った過去を取り戻す為なのか、いつもの後ろのほうでコッソリ授業を聞いている。
かなり器用なので、何をやっても上手に出来る。一人暮らしも慣れたもので経済感覚もばっちり。

埋葬機関に入って初めて戦った死徒「カリー・ド・マルシェ」の最後の願いでカレーを食べさせられ、
カレーの味を教えられてからカレーマニアになる。そのカレー好きさは異常で、朝昼晩一年カレーでも過ごせる。
ただし、朝にカレーを食べるのはカレーに失礼だと考えているので、昼御飯に学食、夜に自宅で寝かせたカレーを食べる。
焼きたてカレーパンは彼女に即死の効果すらもたらす。茶道室にカレーパンを持っていくだけでお腹一杯になるまでお礼を貰える。
父親がパン屋でカレーをつけて食べるインドのパン「ナン」を嫌っていたためカレーを食べた事が無かったのが原因らしい。
MELTYではカレーネタが無かったが、シエルとカレーは切っても切れない縁である

吸血鬼以外には冷徹に成りきれて居ない所もあり、全ヒロイン中最も人間らしさがある、と個人的には思っている。
名ゼリフや名シーンも少なく、日陰に追われがちなシエルだが、「月姫」の中では重要なファクターである。

 

・味方
遠野志貴、ななこ(第七聖典)

・どちらかと言えば味方
乾有彦、メレム・ソロモン、ナルバレック、その他埋葬機関メンバー・教会関係者

・どちらかと言えば敵
アルクェイド・ブリュンスタッド、遠野秋葉、反転秋葉、シオン・エルトナム・アトラシア、弓塚さつき、蒼崎蒼子
七夜志貴、遠野四季、軋間紅摩、蒼崎橙子、ゼルレッチ、その他魔術師全般

・敵
暴走アルクェイド、朱い月、ミハイル・ロア・バルダムヨォン、ネロ・カオス、ワラキアの夜、その他吸血鬼全般

 

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