アーチャー

 

 

  身長187cm、体重78kg。
  属性は「中立・中庸」。

  Fate/stay nightにおける最重要キャラクターの一人。
  当然弓も使用するが、それ以外に魔術・剣術も使う。
  唯一、英雄王ギルガメッシュと互角かそれ以上の
  戦闘が可能なサーヴァント。

  元の人物がアレなので、家事執事もこなす。
  かなり御節介焼きだが本人は断固否定する。
  肌が黒いのは固有結界を使用した反動、らしい。

 

 

 

 


奇跡の交換条件として、衛宮士郎が英雄化されたもの。よって真名は「エミヤ」。
固有結界を何のペナルティも無く行使し、数多の武装を具現化させる錬鉄の英霊。

「正義の味方」として存在する為奔走し続けた、衛宮士郎の結末。
自らが「首謀者」となる事で戦争を終結させ、99%を助ける為に1%を犠牲にし、自分が味方になった者を救うため多くの敵を殺してきた。
英霊化して守護者になればもっと多くの人を救えると信じて、世界と契約し英雄となる。
しかし実際は、「事が終わった後」の場所に呼び出され、後始末をするだけの「掃除屋」としての存在だった。
そして人間を真の破滅から救う為、更に多くの人間を殺し続け、霊長の守護者として存在し続けた。
終わりの無いその繰り返しの中で、自分の目指した「理想」と異なる、破滅し続ける人間の「現実」を見せ付けられ発狂。
その余りにも綺麗で歪んだ「理想」を根本から消し去る為に、過去の自分である衛宮士郎を殺す事だけを目的に存在していた。
そして第五回聖杯戦争にてようやくそのチャンスを掴んだ彼は、現在の自分を「無かった事」にする為士郎を殺害しようとする
が、最早彼に今の自分が消滅するかどうかは関係なく、そんな歪んだ理想を持つ士郎に対する半ば八つ当たり的な復讐を志す。

彼の能力は才能や奇跡の結果ではなく、ただ自分の持っていたモノをひたすら磨き上げた結果。
固有結界「無限の剣製アンリミテッドブレイドワークス」と、その延長線上である投影魔術を駆使して戦う。
赤い外套は実は一級品の概念武装であり、外敵ではなく外界に対する守り。ある聖人の聖骸布で作られている。
彼が「自分の戦闘」であると認めた場合にのみ装備する。

 

ゲーム開始時(体験版も)に「記憶に混乱が見られる」と言っていたのは半分本当で半分ウソ。
召喚された夜、凛が眠った後(つまり居間の片付けをしている時)に現状を把握し状況を推測、推理し
自分がようやく「目的を果たす機会を得た」のだと確信した。
自分を召喚した少女が「遠坂凛」だと気付いたのは、凛が自己紹介をした直後。
(記憶が曖昧だったのではなく、「遠坂凛」という名称自体が磨耗していた)
その瞬間、雷光の如き速度でアーチャーは思い出したわけである。
「では凛と。―――ああ、この響きは実に君に似合っている。」
…この台詞にはアーチャーの本心からの、狂おしいまでの親愛が篭った一言だった。

「理想」を持たない徹底的なリアリストで、勝つためには手段を選ばない。
皮肉屋で他人を小馬鹿にしたような喋り方をする。但し信頼する相手に対しては、その会話の中にも親しみが込められている。
嫌われやすい性格だが、元がどうしようもない善人である為悪人には成りきれてない。
ランサー等の「一本筋が通った」性格の人物と、衛宮士郎のような理想主義者、
また特定の人物でギルガメッシュとは致命的に相性が悪い。

「根源」は同じでも、元となった衛宮士郎とはすでに別の存在。
守護者として存在し始めた時点で、存在する「座」の座標軸がそもそも世界とはズレている。

 

・味方
遠坂凛

・どちらかと言えば味方
特に該当者なし

・どちらかと言えば敵
殆ど全てのサーヴァント・マスター

・敵
衛宮士郎、ギルガメッシュ、ランサー(クー・フーリン)


■宝具解説

無限の剣製アンリミテッドブレイドワークス ランク:E〜A++ 種別:???(固有結界) レンジ:??? 最大補足:???

アーチャーが可能とする、固有結界と呼ばれる特殊魔術。
自身の心象世界で現実を塗り潰し、侵食する大禁呪。限りなく魔法に近い魔術。
オリジナルの武器を見たことがあれば、その武器を容易く複製する。ただし複製した武器はランクが一つ下がる。
防具も可能だが、その場合は通常のニ〜三倍の魔力を必要とする。
武器を発射して弾丸として掃射する他に、固有結界を発動しないでも一度複製した武器は固有結界に登録され、
この延長線上である投影魔術を使用して武具を投影し使用する事も可能。アーチャーが好んで使用するのは「干将・莫耶」と呼ばれる双剣。
また武器を弓に装着、矢として使用し、着弾と同時に炸裂させる「壊れた幻想ブロークン・ファンタズム」という使い方も可能。
その威力は宝具を一つ爆発させているようなもの。単純な攻撃力だけなら強烈な威力である。
複製した武器の能力も付与されているので、例えば「相手を斬るまで勝手に動き続ける魔剣」を矢にすれば
狙った相手をどこまでも追い続ける追尾弾として使うことも出来る。
英雄王ギルガメッシュの「王の財宝」に唯一対抗しうる宝具。
「既に武器が用意されている」分だけ、彼の能力よりも有利である。
が、「乖離剣エア」だけはその構成を理解する事が不可能な為、複製する事は出来ないようだ。


■能力解説

・千里眼:C

視力の良さ。遠方の目標補足、動体視力の向上。更に高いランクでは透視・未来視さえ可能となる。
アーチャーの場合は、ビルの屋上から4km離れた橋のタイルの枚数まで見える。

・魔術:C-

オーソドックスな魔術を習得。得意なカテゴリーは「強化」「複製」。
但しこれらはあくまでも固有結界の延長線上に過ぎない。

・心眼(真):B

修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において、自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す「戦闘倫理」。
逆転の可能性が1%でもあるなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。


■パラメータ・クラス別能力解説

筋力:D 耐久: 敏捷: 魔力: 幸運: 宝具:???(A++

対魔力:D 一工程の魔術行使を無効化。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:B マスターからの魔術供給を断っても、自立できる能力。Bランクなら二日程度現界可能。


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